◆例会日程 <会場 アリオス・中劇場>
2026年
- 11月18日(水)開演6:30
- 11月19日(木)開演1:00
上演時間2時間15分(休憩15分)
作=ロバート・ハーリング 翻訳=黒田絵美子 演出=釜紹人
出演=葛城ゆい、杉山美穂子、安奈ゆかり、山崎華奈、吉越千帆、那須史子
オフ・ブロードウェイで絶賛され、『マグノリアの花たち』として知られる
名作映画の舞台版。
女同士の友情を通して、命の尊厳、新しい生命の誕生をみつめる感動作。
◆あらすじ
アメリカ南部の田舎町。女たちの社交場の美容院が舞台。今日は常連客のシェルビーの結婚式。
母親マリンや前市長夫人クレーリーも結婚式の為にセットに現れる。しかしシェルビーはそこで
糖尿病の発作を起こしてしまう。
シェルビーは糖尿病に蝕まれ、結婚はともかく出産は出来ない身体なのだった。発作が収まると
そこに気難し屋のウィザーがやって来る。シェルビーの父親が庭のマグノリアの花を全て摘み
取って自分の家のプールに撒いてしまったというのだ。苦情を皆が聞いていると銃声が聞こえ
始める。父親が空砲で式場の周りの鳥たちを追い払い始めたのである。
シェルビーの結婚、妊娠、出産を軸に、厳しい現実も含めて温かい視線で物語は描かれます。
◆解説
1987年にオフ・ブロードウェイで上演され、その評価から映画化もされた作品。
作者自身の妹をモデルにした、実話がベースである。妹にあたるシェルビー役はブレイク前の
ジュリア・ロバーツが演じ、アカデミー助演女優賞にノミネートされました。
作者は「この芝居の女たちは機知に富んでおり、頭がよく、何よりもリアルな人物たちである。
間違っても漫画的、風刺的に描かれるべきでない。」と言います。
NLTのコメディ作りのポイントの一つに、リアルな人物の造形があります。人間関係を浮き
彫りにすることで、価値観のギャップから笑いが生まれます。
年齢が違っても支え合う仲間、女性たちの友情の素晴らしさ、そして生命の大切さ、はかなさを、
母、娘の視点から観客に訴えます。
女同士の友情を通して、命の尊厳、新しい生命の誕生を見つめる感動作。






