素晴らしい演劇との出会いがあなたの人生を豊かに

­
文字サイズ:

劇団俳優座「雉はじめて鳴く」

◆例会日程<会場 アリオス中劇場>

2024年
9月11日(水) 開演6:30
9月12日(木) 開演1:00
※上演時間2時間(休憩なし)

作=横山拓也(iaku)  演出=眞鍋卓嗣
キャスト=天野眞由美/山下裕子/河内浩/塩山誠司/清水直子/安藤みどり/
若井なおみ/宮川崇/深堀啓太朗/滝佑里/松本征樹

——例えば彼女が教師じゃなかったら、あの恋愛はスタートしていたのだろうか。
もしも彼が大人だったら、あの恋は成就していたのだろうか。
小さな囲いの中で形成される数百人のコミュニティ。
彼らの眼に映る世界の先に、実社会はつながっているのだろうか。

◆あらすじ
とある県立高校。国語教諭の浦川麻由(演:若井なおみ)は
担任するクラスの舞原健(演:深堀啓太朗)の相談に乗っていた。
健が所属するサッカー部顧問の戸倉治(演:宮川崇)と問題を共有し、
モンスターペアレントの母(演:清水直子)からのケアに気を配る日々。
そんな折、スクールカウンセラーの藤堂智絵(演:安藤みどり)が着任し
意気投合する。
一方、藤堂のもとにはサッカー部マネージャー奥野早織(演:滝佑里)がいの一番に訪れ、「浦川先生と舞原くんが怪しい」と衝撃の告白をする…

◆作品について
本作は、近年数々の演劇賞を受賞し注目されている横山拓也氏が2019年に劇団俳優座に書き下ろした作品です。
教育現場を舞台に、教師と生徒の関係、さらには生徒と親と学校の距離感などを丁寧に紡ぎ「慈愛」に溢れた世界を作り出しています。
演出は、鋭い観察眼を武器に上質な会話劇を生み出すことに定評のある眞鍋卓嗣。本作にて紀伊国屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞優秀演出家賞をW受賞(2020年)致しました。また、本作は演劇サイト「こりっち」において第14回(2020年)「舞台芸術アワード」第一位に輝きました。

イッツフォーリーズ 「ミュージカル おれたちは天使じゃない」

2024年
11月8日(金)開演1:30/開演6:30(1日2回公演)
※上演時間2時間20分(休憩15分)

脚本=矢代静一  脚本・作詞=藤田敏雄
音楽=いずみたく/吉田さとる  演出=金澤菜乃英(青年座)

キャスト=横堀悦夫(青年座)吉田吉田雄 大川永 吉村健洋 他イッツフォーリーズ

◆あらすじ
日本のある山荘。年末、雪が降り続く中、父娘が心中を図ろうとしていた。そこへ近くの刑務所から逃げてきた脱獄囚3人、ねじ釘の哲、泉の三太、キャンパスの助六が出くわす。突然の出来事に父娘の命を助けることに。父親は画商であったが、偽の絵画を買わされたため大きな借金を抱えていた。彼らはその父娘を人質に高飛びを計画するが、命拾いをした知恵遅れの少女光子は、彼らを天使だと思い混んで、悪者とは全く疑わない。そこに何も知らずに買い物から戻った姉娘エミ、エミに好意を抱く地元の巡査、更に明を騙した父親の従兄弟の黒川虎男親子も山荘にやってきた。一家に緊張感が走る。果たして、誰が救われるのか……。

◆作品について
フランスのアルベールユッソンの原作を元に、アメリカで映画化された「We are not angels」(1955)が原案。いずみたく・矢代静一・藤田敏雄が、1974年日本に置き換えて舞台化、日本オリジナルミュージカルとし1500回以上35年に渡り上演され続けてきたミュージカル。テーマ曲「翼のない天使」「今・今・今」はミュージカルを離れたスタンダードとしても愛されている曲であり、知恵遅れの少女と、その少女に心を洗われる脱獄囚たちのドラマが、普遍的な評判を得ている。
2021年、演出家を青年座のホープ金澤菜乃英に依頼、ねじ釘の哲役に、横堀悦夫(青年座)と、泉の三太役に、イッツフォーリーズの吉田雄(福沢良一の息子)、ヒロインエミ役に同じく劇団の大川永を配役し、47年ぶりに新演出として起ち上げた。

ページの先頭へ戻る