素晴らしい演劇との出会いがあなたの人生を豊かに

­
文字サイズ:

劇団文学座公演 『くにこ』

◆例会日程

1月16日(水)開演6:30
1月17日(木)開演1:00
アリオス・大ホール
作=中島淳彦   演出=鵜山 仁 
出演=角野卓造  塩田朋子  栗田桃子 ほか
   

【ものがたり】

昭和4年11月28日、東京の世田谷町若林町に一人の女の子が生まれました。
そのこの名前は“くにこ”
やがて、その女の子は物語の母になるのでした。
この物語は、一人の女の子が、物語の母になるまでを描くものです。
彼女が見つめていたものが、彼女に染み込み、いつの間にか彼女自身となり、
言葉や物語としてあふれ出していく……。
おかしくてやがて哀しい、物語の母の物語。……

  

モチーフになるのは、没後30年が経った現在でも数多くのファンから支持され続け
ている「向田邦子」。彼女が作家になるまでの軌跡を辿る評伝的な要素と、遺した
数々の作品からエッセンスを抽出したオマージュ的な要素を含んだ作品になります。
サクセスストーリーではなく、おかしくて哀しい、立派じゃないけど憎めない人間の
あれこれを、「くにこ」の視線を通じて描き出す作品になります。

劇団青年座公演 『赤シャツ』

◆例会日程

11月14日(水)開演6:30
11月15日(木)開演1:00
アリオス・大ホール
作=マキノノゾミ  演出=宮田慶子  
出演=横堀悦夫、津田真澄、宇宙、小豆畑雅一、安藤瞳、 大塚仁志、
     須田祐介、山口晃、野々村のん、堀部隆一、 田中耕二 、J・ハンコック

夏目漱石も納得!!ハートフル文学コメディの傑作『赤シャツ』
「赤シャツ=悪者」は坊ちゃんの思い込み?日本文学史、百年来の誤解を晴らす!

山嵐、野だいこ、うらなり、マドンナ、狸、赤シャツといえば夏目漱石の
小説『坊っちゃん』。しかしマキノノゾミの『赤シャツ』は登場人物が同じでも、
主人公は何と夏目漱石を重ね合わせた赤シャツなのだ。しかも坊っちゃんは
出てこない。
明治38年、四国辺りのとある城下町を舞台に主役の座に就いた赤シャツの
運命やいかに……。

メジャーリーグ公演『百物語』

◆例会日程

9月20日(木)開演6:45
9月21日(金)開演2:00
アリオス・大ホール
演出=鴨下信一  出演=白石加代子
作=朱川湊人 「栞の恋」-かたみ歌より-   宮部みゆき 「小袖の手」

笑いあり涙あり、ゾッとしてドキドキしてワクワクする たった一人のエンターテインメント
白石加代子の「百物語」シリーズ。

●朱川湊人 「栞の恋」 一冊の本に挟まれた栞がとりもつ不思議で切ない恋物語  
 昭和四十年代の東京下町に暮らす、ザ・タイガースが台好きな酒屋の 二十三歳になる娘が、メンバーのサリーそっくりの男に片思いする話。その 男は町の古本屋でいつも難しい本を読んでいる。ある日、彼女はその本に メモを挟んだ。すると何日か後にその本には彼からのメモが・・・。
●宮部みゆき 「小袖の手」 恐怖とユーモアとが絶妙に味付けされた人情怪談
 娘が古着を格安で買い求めてくる。母親はいきなり、その古着をバラバラ にする。いぶかしがる娘に母親は、着物に取り付かれた男の話を始めた・・・。
(作者のコメント)
「私が書いたものなのに、この後一体どうなるのかとハラハラさせられた」

俳優座『沈黙亭のあかり』

◆例会日程

7月20日(金)開演6:45
7月21日(土)開演1:00
アリオス・大ホール
作=山田太一  演出=中野誠也
出演=中村たつ 中野誠也 遠藤剛 児玉泰次 早野ゆかり ほか

“店主ひとりのスナックです。店主は聞こえません。話せません。ただ、うまい酒と味な軽食と、笑顔だけの店です。ご注文はメニューを指さしてください”
多摩川沿いにある小さな町の小さなスナック【沈黙亭】にはこんな貼紙がある。この一風変わった静かなスナックには息子を自殺で亡くした女、集団自殺を企む男、成功を自慢したい男たち・・・様々な思いを抱えた人々がやってくる。そしてある企てが執り行われようとしていた・・・

2010年に紀伊國屋ホールで上演し好評を得た山田太一氏書下ろし作品、待望の再演。

こまつ座『闇に咲く花』

◆例会日程

5月19日(土)開演6:30
5月20日(日)開演1:00
アリオス・大ホール
作/井上ひさし 演出/栗山民也
出演/石母田史朗 浅野雅博 辻萬長
小林隆 増子倭文江 ほか
戦争の記憶の風化に警鐘を鳴らし続けた井上ひさしが戦後の焼け跡を懸命に生きる
庶民の姿をユーモラスに描いた、忘れてはならない「記憶」の物語
<ストーリー>
進駐軍の占領下で、今日を生き抜くために人びとは闇の売り買いに必死だった。
ひとり息子の健太郎を戦地に失った愛敬稲荷神社の神主牛木公麿も、今では近く
に住む五人の未亡人たちと寄り合って、闇米の調達に奔走している。
誰もがあの戦争を忘れ始めていた夏。思いもかけず、死んだはずの健太郎が愛敬
神社にひょっこりと帰還する。境内に笑顔が弾け、人びとは再会を喜び合う。
しかし、その喜びもつかの間、健太郎の背後には巨きな黒い影がしのびよっていた・・・。

ミュージカル『楽園』

◆例会日程

3月28日(水)開演6:30
3月29日(木)開演1:00
アリオス・大ホール
作/作曲/演出=西田直木
出演=吉田要士  中村香織  金子昌代 ほか
『楽園』は、戦前の日本人ハワイ移民の苦労の歴史とハワイ先住民との触れ合いを通じて、
ハワイの美しい風景や、伝統的な舞踏祭典のエキゾチックな風味を鮮明に描いた感動的な
作品である。                   瀬川昌久(ミュージカル評論家)
<ストーリー>
日本の大学でハワイ史の講義をしている佐々木亜矢子は、取材のためにハワイにやってきた。
運命に引き寄せられるように、日系二世の川村治子と出会う。
彼女が語ったハワイで起こった悲しい出来事とは・・・
時は遡り、1941年ハレイワ。
日系二世の川村星司は、ある晩、森でハワイアンの美しい女性レイラーニに出会う。
人種の壁を乗り越え魅かれ合っていく二人。
そんな兄を見守りながら治子も家族とともに平穏な日々をすごしていた。
しかし、戦争の暗い影は容赦なく忍び寄っていた。
12月7日、日本軍による真珠湾攻撃が勃発した。
太平洋戦争の中をどう生きていくのか、それぞれの決断が強いられた。
時代に翻弄された人々の結末は・・・

音楽劇『詩人の恋』から例会を再開します


◆アリオス中劇場3回公演です

10月20日(木) 午後 6:30~8:45
10月21日(金) 午前11:00~1:15
    
〃      (〃) 午後 3:00~5:15

作:ジョン・マランス 訳:小田島恒志 訳詞:岩谷時子 演出:久世龍之介
出演=加藤健一、畠中洋

シューマンの優しく美しい名曲と歌声に心癒され、熱く切ない芸術家たちのドラマが胸に迫る珠玉の舞台

ウィーンに住むマシュカン教授(加藤健一)は、ピアノは下手くそで、声楽家としても峠を過ぎたヴォイストレーナー。
ある日、そんな彼の前に、かつて神童と言われたピアニストのスティーブン(畠中洋)が現れる。
スティーブンは音楽のカベに突き当たって、ピアノが弾けなくなってしまい、クラシック伴奏者への転向を考えていた。
そのためのレッスンを受けるのに、何故かマシュカン教授を紹介されたのだ。
ピアニストであるスティーブンに、マシュカン教授は何を思ったのか、シューマンの連作歌曲「詩人の恋」を全編歌いこなすことを課題とする。
“ピアニストが何故、歌を?!”と強く反発するスティーブンだが、嫌々ながらも歌のレッスンを始める。
最初はマシュカン教授の考えが全く理解できなかったが、数ヶ月のレッスンを通してスティーブンは次第に音楽の心をつかみ、二人は互いに閉ざしていた心を開いていく。
年齢も国籍も全く異なる二人の間に、友情とも呼べるべきものが生まれる。
そして、マシュカンとスティーブンの秘められていた過去も立ち現われて・・・・・・。

劇団1980 落語芝居『芝浜』ほか三題 

  
  
 
<例会日程>
 ◎アリオス大ホール     11月25日(金) 開演6時30分
                                           26日(土) 開演1時
 
  
落語の楽しさ、落語芝居の面白さ。
日本語の宝庫・落語の魅力を、耳で楽しむものから目で味わえるものへ。
落語家が一人で語る噺を、はちまるの個性的な俳優たちが寄ってたかって
立体的見世物に仕立て上げた「落語芝居」。
古典落語の名作は豊かな演劇に生まれ変わり、忘れかけた日本の情緒を
たっぷりとお楽しみいただきます。

『八百屋のお告げ』

◆例会日程

1月21日(土)開演6:30
1月22日(日)開演1:00
アリオス・大ホール

作=鈴木聡  演出=鈴木裕美

出演=松金よね子 岡本麗 田岡美也子

 ※客演=加納幸和(花組芝居)

  井之上隆志(元カクスコ)

  津村知与支(モダンスイマーズ)

予言が当たると大評判の八百屋さんが、ある朝、言いにくそうにこう言った。
「今夜の夜中の12時までに、あなた、その、つまり、死にます」。
さあ、大変。やり残したことは? 会っておくべき人は? 人生の宝物っていったい何?
熟年離婚仲間の女友達や、たまたま居合わせた男たちを巻き込んでの大騒動。
あなたなら、最後の一日をどう過ごしますか?

<ストーリー>
子供は成人・独立し、夫とは熟年離婚をした水野多佳子(松金よね子)がひとりで暮らす家に、
学生時代からの親友である本田真知子(田岡美也子)が訪ねてくる。
いつものように賑やかで慌ただしい真知子をよそに、どこか様子のおかしい多佳子。
親友に問い詰められて打ち明けた事情とは「近所で占いがよく当たると評判の八百屋さんから、
今夜12時で死ぬと言われた」というもの。
そこへもうひとりの親友である小西邦江(岡本麗)が、大きな悲しみを抱えて訪ねてくる。
長年付き合った恋人が死んだと言うのだ。
いきなり現実味を帯びた「生と死」という問題に、戸惑いながらも真剣に向かい始める3人。
セクシーな訪問販売員、同じく八百屋から死の予告を受けた男、かつての憧れの君の息子達も
巻き込みながら、刻一刻とタイムリミットは近づいてくる・・・。

7月例会『てけれっつのぱ』(文化座)も中止になりました


◆アリオスが8月末まで使用不可となり

 下記の日程はすべて中止となりました

7月6日(水)開演6:30
※常磐市民会館は年内閉鎖

 7月7日(木)開演6:30

7月8日(金)開演1:00

アリオスは8月末まで使用不可

作 =蜂谷 涼
出演=佐々木愛、阿部敦子、津田二郎 ほか


 時は明治14(1881)年、商人や船乗りが往き来し活気溢れる小樽の町のなかに、煮売り、代書、髪結、俥などを商う小さな店「きし屋」があった。そこに片寄せあって生きているのは、年齢もバラバラ、と言っても家族でもない、いわくありげな三人の女とその仲間たちだった。彼女たちはなぜ結びつき、ここ北の果て小樽にたどり着いたのか? そしてやくざから立ち退きを迫られている「きし屋」の運命は?
 明治維新そして文明開化。価値観が大きく変動する時代であった。旗本の嫁でありながら没落し、芸者となった一人の女がいた。その女を妾とした薩摩出身の官史その妻。女を助ける主人思いの女中。そして女を思慕し見守りつづける俥曳きや謎の混血娘・・・・・。さまざまな人生が激動のなか流転する。その運命に流される者もいれば、立ち向かい、抗い、力強く生きようとする者もいる。
 江戸の名残をとどめる文明開化の東京と、開拓まもない北海道は小樽で、愛憎と人情に満ちた悲喜劇が繰り広げられる・・・・・・・・。

ページの先頭へ戻る