素晴らしい演劇との出会いがあなたの人生を豊かに

­
文字サイズ:

エイコーン公演『アンナ・カレーニナ』

◆例会日程

5月29日(木)開演6:30
5月30日(金)開演1:00
5 月31日(土)開演1:00

アリオス・中劇場

上演時間2時間40分

原作=トルストイ  脚色・演出=加来英治
出演=栗原小巻・清水綋治・赤羽秀之・寺田路恵・西山知佐  ほか

文豪トルストイが、その芸術、宗教、哲学のすべてを注ぎこんで
完成した不朽の名作の劇化。
人間にとって真の幸福とは、神とは、愛とは、・・・・・。
人生の根本的な問題を探求したこの作品を、かつて、ドストエフスキーは
『アンナ・カレーニナ』は、完全な芸術作品であると、讃えた。

<ストーリー>

 兄の家庭不和の調停役無事果たし、夫カレーニン(清水鋐治)と愛児セリョージャの待つ
ペテルブルグへ帰って来たアンナ(栗原小巻)を、青年将校ウロンスキー(赤羽秀之)が追って
きた。 彼女はウロンスキーと逢瀬を重ね、二人の関係はしだいに深まっていく。だが、夫は
世間体をはばかり離婚を承認しない。やがてアンナはウロンスキーに懐妊を告げる。
 アンナは産褥熱におかされ生死の境をさまよう。ウロンスキーは自分の罪深さに激しくうたれ
自殺をはかるが、一命はとりとめる。 アンナの病気は快方に向かったが、夫との生活に戻る
事は堪えられなかった。彼女はウロンスキーと手をたずさえイタリアへ駆け落ちする。
 しかし、外国生活の無為とわが子への愛着にひかれて帰国したアンナは、社交界から敵視
され、激しい侮辱にうちのめされる。その上、宗教を楯にした画策で、愛児の誕生日にも面会が
許されず、使用人の好意で束の間の対面がやっとであった。
 自己の内部のみに生きるアンナの生活。もはやウロンスキーは自分は理解されていない
ことを痛感し、アンナは居るべき場所を失っていた。 「もうすぐ列車が来るわ。私の愛する人、
あなたを自由にしてあげる。アレクセイ・ウロンスキー」
 吹雪のなか、列車が近づいて来る…。

劇団NLT公演 『OH!マイママ』

◆例会日程

1月22日(水)開演6:30
1月23日(木)開演1:00

アリオス・大ホール

上演時間2時間20分(予定)

作=ジーンジャック・ブリケール&モーリス・ラセイグ   訳=佐藤康   演出=釜紹人  

出演=川端槇二   木村有里   加納健次   弓澤公望   守屋利香

フランスの大物国会議員の妻の失踪のカギを握るアメリカ陸軍大佐フランク。
超ド級の秘密を胸に、彼はなぜやって来たのか!!
この秘密だけは決して人には喋らないでください!

<ストーリー>

フランスの有力国会議員アルベールは来月、息子のルイと同じ日に結婚式を挙げて、選挙に有利な話題作りを狙っている。そんな時に彼を訪ねてきたアメリカ陸軍大佐フランク・J・ハ―ダ―国連の人権委員としての訪問と言うが、話題はアルベールの息子ルイの事ばかり。そして大佐は20年前に失踪したアルベールの妻マリィの事も詳しく知っている。失踪事件の陰に隠された真実が明かされようとするが……。なぜか大佐は彼らの結婚に反対の様子を示し、メイドも何やら曰くありげに、彼らの秘密が気になる素振りを見せる。アルベールの婚約者マチルドを巻き込みながら、急転直下のラストシーン。
「OH!マイママ、瞼の母は今どこに」

テアトル・エコー公演『風と共に来たる』

◆例会日程

9月21日(土)開演6:30
9月22日(日)開演1:00

アリオス・大ホール

上演時間2時間15分

作=ロン・ハッチンソン  訳・演出=酒井洋子
出演=安原義人 後藤敦 多田野曜平  吉田しおり

ハリウッド映画不朽の名作「風と共に去りぬ」誕生の意外なる真実!
男たちが耐えに耐えた産みの苦しみ――
伝説の映画はこうして生まれた――

<ストーリー>

1939年、ハリウッド。『風と共に去りぬ』を史上最高の映画にしようと意気込むプロデューサーのデイヴィッド・O・セルズニックはパンチのない脚本と演出に不満。監督をクビにし、新監督にヴィクター・フレミングを任命、たった5日間で大幅な書き直し作業にかかることを決意する。撮影中止の間も巨額の経費が消えていく世界。こんなとき頼りになるのは天才早書き作家ベン・ヘクトをおいて他にいない。ところが、ベンは大ベストセラーの原作を読んでいなかった! 話の筋すら知らないベンに本を実演してみせるセルズニックとフレミング。だが原作は大長編の大河ドラマ。時間がない、時間がない…!かくして、プロデューサーと監督と脚本家、それぞれのプライドと意地をかけた不眠不休の闘いが始まった。

★作者ロン・ハッチンソンの想い
ぼくはハリウッドの歴史に非常に興味があった。特に作家がどう仕事してきたかの話を読むのが好きだった。そうした作家の中でも最高の作家が、ベン・ヘクトだと思う。『風と共に去りぬ』は誰しも、なぜか普通にうまく出来たくらいに思っているが、とんでもない!調べてみると、現実には複数の作家たちがもがき、苦しみぬいた、野心的な作業のたまものなんだよ。セルズニックに終始製作を中止されたり何だりしながら。
このプロセスがポイントなんだ―偶像のように見えるものが、現実には人間の手作りによるものだってことさ。それがとっても興味深いと思うよ。ぼくは、この名画へのオマージュとして、とりわけずっと悪口を言われ続けてきたプロデューサーへの賛歌として書いたんだ。

*1938年生。北アイルランド出身。正統派の作家だが、ハリウッド映画の
 脚本でも、何度もエミー賞候補になっている。

イッツフォーリーズ公演 『見上げてごらん夜の星を』

◆例会日程

11月27日(水)開演6:30
11月28日(木)開演1:00

アリオス・大ホール

上演時間2時間(予定)

原作=永六輔  音楽=いずみたく  演出=北澤秀人  
潤色=大谷美智浩  編曲=吉田さとる

演奏=吉田さとる(Key.) 久田菜美(Pf.) 澁谷健司(Drms.) 石田純(Bass.)

出演=大塚庸介  水谷圭見  井上一馬  大谷美智浩  茂木沙月 ほか

永六輔がいずみたくと初めて創ったオリジナルミュージカル「見上げてごらん夜の星を」
夢と希望を持って、愛する人と共に生きること、それがきっと日本の未来に繫がる……
若き日の永六輔といずみたくが描いた青春群像劇にどうぞご期待ください。

<ストーリー>

作曲家泉川はCMソング制作で仕事に追われていたが、今後もこの仕事に賭けるかどうか
悩んでいた。そこへ作家の永田がミュージカル企画の提案を持ちかける。
物語は昭和30年後半、日本は経済の高度成長期で、職も増え、好景気に多くの人材が求め
たれた社会では、金の卵とよばれた若者たちが昼間は働き、定時制学校に通っていた。その
一人坂本は、学校の机を通じて、その同じ机で学ぶ昼間の学校の女生徒ユミコと文通をして
いた。まだ会ったことのないユミコは定時制の仲間たちのアイドルであった。ある日机の中に
女性の財布を見つける。ユミコのものだと思い、何とか会いたいものだと仲間と話している時
に、友人が月謝を払えず退学になると知らされる。悪いこととは知りながらもユミコの財布から
お金を借りる坂本。そこへ、財布を捜しにユミコが現れる。勝手にお金を拝借した彼らを責める
ことよりも、何故そんなに働いてまで夜勉強をしたいのか、ユミコは不思議だった。
若き坂本たちの夢と希望とはいったい何だったのか。

劇団扉座公演『アトムへの伝言』

◆例会日程

5月16日(木)開演6:30
5月17日(金)開演1:00

アリオス・大ホール

上演時間2時間

作/演出=横内 健介
出演=六角 精児  山中 崇史  岡森 諦
犬飼 淳治  中原 三千代  ほか

笑いと涙でロボットと人間の融合を描いた扉座の科学的人情劇の金字塔

<ストーリー>

天才・柳博士率いる森の里科学研究所は、世界初のコメディアン・ヒューマノイドの開発に成功!
その名は「カッパ」。

世界に笑いをもたらす為、華々しく誕生したカッパだが、科学者たちは笑いを知らない。

そこで、伝説の漫才師「海老乃家ラッパ」のもとへ、カッパともども弟子入りすることになる。

しかしカッパには重大な欠点があることが判明する。

はたしてカッパの運命は……。

劇団民藝公演 『カミサマの恋』

◆例会日程

3月21日(木)開演6:30
3月22日(金)開演1:00
アリオス・大ホール

上演時間2時間5分

作=畑澤聖悟   演出=丹野郁弓 
出演=奈良岡朋子  藤巻るも  千葉茂則 ほか
   

主人公カミサマに扮するのは奈良岡朋子さん。おおらかに人の心を癒す
奈良岡さんの津軽弁は、心地よく室内楽のように美しく、観客を魅了します

【ものがたり】
 まだそこここに雪の残る津軽。”カミサマ”遠藤道子のもとへは嫁姑問題、息子の受験、息子の
結婚相手探しなどなど何かしら家庭の悩みごとを抱えた人びとがひっきりなしに訪れている。
相談者の話を丁寧に聞いてやり、神様の言葉と適切な助言で心をほぐしてゆく道子は、近隣の
人びとから信頼を集めている。そんな道子には息子として育てた銀治郎がいる。
 何年も連絡がなかった銀治郎がある日突然あらわれ、神妙な面持ちで道子に頼みごとを持ち
かける。なにやら隠していることがある様子だ。そんな銀治郎を見守る道子の目には、むかし
事故で死んだ婚約者の姿が重なって見えてくるのだった……

前進座公演『あなまどい』

◆例会日程

7月17日(水)開演6:30
7月18日(木)開演1:00

アリオス・大ホール

上演時間2時間45分

原作/乙川 優三郎  脚本/金子 義広
演出/橋本 英治
出演=嵐圭史、浜名実貴、嵐芳三郎、村田吉次郎 ほか

  ※配役変更のお知らせ
   寺田金吾役が、高橋佑一郎から渡会元之に変更になりました。

時代小説家の鬼才、乙川優三郎作品『穴惑い』を初の舞台化

<ものがたり>

“足軽は往来で上士と出会えば平伏しなければならない”という藩の仕来りが枷となり、足軽・寺田金吾は、徒士頭である上遠野久作を切り捨て、脱藩した。父・久作の仇討ちを決意した若き日の関蔵は嫁いで間もない女房・喜代を残し、後を追う。
それから34年。ようやく念願を果たした関蔵は懐かしい我が家に帰還する。
長い不在にも関わらず、夫を待ち続けた喜代との再会に溢れる涙―。
かたや、家督を預け、留守中の家族の面倒を任せておいた叔父甚衛門とその息子栄之助は、随分以前より、喜代を見捨て、仕送りを止めていた。関蔵の帰参により、お役と家督を取り返されることを恐れた栄之助は、息子新一郎と朋輩を使い、関蔵の誹謗中傷を藩内に触れ回って、妨害する。
栄之助の心根を見抜いた関蔵は喜代の甥桑山只次郎を養子に迎え、帰参を果たすべく、家老戸田左京と面会するのだが・・・。
関蔵には失った34年の時を埋めるべく抱いた夢があった。むなしい仇討ちに費やした人生を取り戻すように、たとえ5年、10年でも、夫婦で仲良く想いのまま生きること、それだけが望みだった。
全てが終わり、再び旅立ちの途に着くこととなった関蔵。傍らには女房喜代がいる。
そこで関蔵は、若き日に出会った願人坊主を中心に新たな衝撃の真実を伝える・・・。

「あなまどい」とは
漢字で「穴惑い」と書き、お彼岸を過ぎても冬眠の穴を見つけられずにいる蛇のこと。「晩秋」の季語としても使われます。
主人公の関蔵と喜代もこの穴惑いの蛇にも似て、ぎりぎりのところで再会できた…と、しみじみと蛇を見つめるのです。

劇団文学座公演 『くにこ』

◆例会日程

1月16日(水)開演6:30
1月17日(木)開演1:00
アリオス・大ホール
作=中島淳彦   演出=鵜山 仁 
出演=角野卓造  塩田朋子  栗田桃子 ほか
   

【ものがたり】

昭和4年11月28日、東京の世田谷町若林町に一人の女の子が生まれました。
そのこの名前は“くにこ”
やがて、その女の子は物語の母になるのでした。
この物語は、一人の女の子が、物語の母になるまでを描くものです。
彼女が見つめていたものが、彼女に染み込み、いつの間にか彼女自身となり、
言葉や物語としてあふれ出していく……。
おかしくてやがて哀しい、物語の母の物語。……

  

モチーフになるのは、没後30年が経った現在でも数多くのファンから支持され続け
ている「向田邦子」。彼女が作家になるまでの軌跡を辿る評伝的な要素と、遺した
数々の作品からエッセンスを抽出したオマージュ的な要素を含んだ作品になります。
サクセスストーリーではなく、おかしくて哀しい、立派じゃないけど憎めない人間の
あれこれを、「くにこ」の視線を通じて描き出す作品になります。

劇団青年座公演 『赤シャツ』

◆例会日程

11月14日(水)開演6:30
11月15日(木)開演1:00
アリオス・大ホール
作=マキノノゾミ  演出=宮田慶子  
出演=横堀悦夫、津田真澄、宇宙、小豆畑雅一、安藤瞳、 大塚仁志、
     須田祐介、山口晃、野々村のん、堀部隆一、 田中耕二 、J・ハンコック

夏目漱石も納得!!ハートフル文学コメディの傑作『赤シャツ』
「赤シャツ=悪者」は坊ちゃんの思い込み?日本文学史、百年来の誤解を晴らす!

山嵐、野だいこ、うらなり、マドンナ、狸、赤シャツといえば夏目漱石の
小説『坊っちゃん』。しかしマキノノゾミの『赤シャツ』は登場人物が同じでも、
主人公は何と夏目漱石を重ね合わせた赤シャツなのだ。しかも坊っちゃんは
出てこない。
明治38年、四国辺りのとある城下町を舞台に主役の座に就いた赤シャツの
運命やいかに……。

メジャーリーグ公演『百物語』

◆例会日程

9月20日(木)開演6:45
9月21日(金)開演2:00
アリオス・大ホール
演出=鴨下信一  出演=白石加代子
作=朱川湊人 「栞の恋」-かたみ歌より-   宮部みゆき 「小袖の手」

笑いあり涙あり、ゾッとしてドキドキしてワクワクする たった一人のエンターテインメント
白石加代子の「百物語」シリーズ。

●朱川湊人 「栞の恋」 一冊の本に挟まれた栞がとりもつ不思議で切ない恋物語  
 昭和四十年代の東京下町に暮らす、ザ・タイガースが台好きな酒屋の 二十三歳になる娘が、メンバーのサリーそっくりの男に片思いする話。その 男は町の古本屋でいつも難しい本を読んでいる。ある日、彼女はその本に メモを挟んだ。すると何日か後にその本には彼からのメモが・・・。
●宮部みゆき 「小袖の手」 恐怖とユーモアとが絶妙に味付けされた人情怪談
 娘が古着を格安で買い求めてくる。母親はいきなり、その古着をバラバラ にする。いぶかしがる娘に母親は、着物に取り付かれた男の話を始めた・・・。
(作者のコメント)
「私が書いたものなのに、この後一体どうなるのかとハラハラさせられた」

ページの先頭へ戻る