◆例会日程
- 3月17日(火)開演6:30
- 常磐市民会館
- 3月19日(木)開演1:30〜終演9:00
- アリオス・大ホール
- 原作
- 浅田次郎「天切り松 闇がたり」
- 脚本
- 水谷龍二
- 演出
- 鵜山 仁
- 音楽
- 吉田さとる
- 作詞
- 佐藤万里
- 演奏
- 吉田さとる(キーボード)
- 太田裕子(ピアノ)
- えがわとぶを(ベース)
- -未 定-(ドラム)
大正ロマン華やかなりし頃、義理・人情に命をかけた怪盗たちの活躍を描いた和製ミュージカル。
●高倉健さんも絶賛!!「とん平さん、いい仕事してますね」
今回の舞台、「天切り松 人情闇がたり」は、浅田次郎の小説を元にミュージカル仕立てにしたものだ。主人公は仕立屋銀次(二千人もの手下がいた摺りの大物)が逮捕された後、その縄張りを預かっていた目細の安吉一家の松蔵(左とん平)。昭和も終わる頃、留置場で松蔵が語る大正ロマネスクに生きた義賊たち。古き良き江戸の名残ともいえる義理・人情に命をかけた人々の物語。
初演は2004年秋。高倉健が「とん平さん、いい仕事してますね」とドンペリを持って楽屋を訪ねてきたそうだ。
●「闇がたり」とは・・・?
これは夜盗が、辺りに聴こえないように、しかし仲間にははっきりと聴こえるようなしゃべり方で、六尺四方に話しが通じる方法だ。その闇がたりで松蔵が語る昔ばなし。人々の情深かりし時代に生きた男たちの姿が、闇の中に浮かび上がってくる。
●義賊の登場は庶民の願い
義賊。何とも心地よい響きではないか。辞書によれば、「貧乏人のために金品を盗んで与える盗賊」とある。拝金主義にまみれた平成の御世、うかうかしていると、国が財布の中に手を突っ込んでくる時代である。義賊が人気者になる時代とは、庶民にとっては暮らし難い、理不尽な社会ではなかろうか。とすれば今日ほど≪義賊≫の登場条件が熟している時代はない。