- 7月17日(水)開演 6:30
- 7月18日(木)開演 2:00 ※開演時間にご注意ください
- ※上演時間1時間30分(予定)
構成 ・演出=加来英治
出演=栗原小巻 城所潔(ピアニスト)
~「いのち短し恋せよ乙女」須磨子の歌声が聞こえ響く、永遠に~
近代演劇史上に、一瞬の花を咲かせ、儚く散った、日本新劇最初の女優、松井須磨子。
芸術への深い愛、人生の機微を独自の形で、物語は進行する。
日本初の新劇女優・松井須磨子を栗原小巻が一人芝居で熱演!
栗原小巻演ずる松井須磨子とピアニスト城所潔の演奏で、百年前の、
幻の芸術座(島村抱月と須磨子が設立した劇場)が、
蜃気楼のように、遥かな霧の彼方に甦る。
須磨子は、結婚に破れ、自殺未遂という悲劇を乗り越え生涯をささげる崇高な演劇と、
運命の人、島村抱月とに出会う。
二人は、力を合わせ、心を通わせ、新劇という困難な道を歩みだす。
やがて、須磨子の芝居、そして歌は、民衆に受け入れられ、その人生の絶頂期を迎える。
だが、須磨子の芸術人生は、抱月の死と共に、突然終焉する。
「いのち短し、恋せよ乙女」須磨子の『ゴンドラの歌』が、聞こえ響く、永遠に。
一人の女として、俳優として、時代の抑圧の中で自己を主張する須磨子の姿に
栗原小巻自身の生き方が 重なり、迫真の演技となった。