◆例会日程 <会場 アリオス・大ホール>
2027年
7月14日(水)開演6:30
- 7月15日(木)開演1:00
上演時間2時間10分(休憩15分)
原作=山下惣一『農の明日へ』 脚本=髙橋正圀 演出=西川信廣
出演=葛西和雄・藤木久美子・吉村直・島本真治・永田江里ほか
時々の農政に振り回されてきた農家の苦悩を
涙と笑いの中で描いてきた高橋正圀氏の
待望の農業シリーズ新作!
【あらすじ】
佐賀県唐津市郊外。玄界灘に面しているこの土地で代々専業農家を営む坂本家。当主の農夫也も80代に入り、周りの百姓たちもほぼ同年代。話題も病気が中心で、何とか若い世代に農の魅力を伝えたいと様々な試みはするものの、なかなか定着しないのはこの村も同じこと。そこへ新規就農を志す芦川奈緒(25)が農夫也に学びたいと下宿を始める。ところがこの奈緒が行動派で、農を志す若者たちを集めての勉強会を始めたり、地域の保育園に呼ばれたり。ところがそこで語られる中身が、付加価値の高い農産物を輸出することで成長産業にしようとしている青年団長には困りもの。そこで農夫也に相談に訪れるのだが、農夫也はけんもほろろで病院通いの合間の「恋人」訪問に余念がない。果たして農の未来はどこにあるのか。また農夫也の恋人とは?
【作品について】
日本の農の現在と未来を追い続けた山下惣一さんと高橋正圀さんのコンビ第五弾!2006年「菜の花らぷそでぃ」で東北例会に伺いましたが、今作は山下さんの遺作となったエッセイ集『農の明日へ』をベースに、高橋正圀さんの山下惣一さんへのオマージュと言うべき作品に仕上がりました。また、演出に西川信廣さんを初めて迎え、23年初演の客席を暖かい笑いと涙で包み込みました。今年の米価高騰をきっかけに食料自給率の問題が顕在化しつつありますが、戦後の農政が踏みつけにしてきた農村社会の中に未来を見出そうとするこの作品の試みは、ご覧いただいた農業、青年団関係者の方々から「大きな励ましとなった」という感想に結実しました。日本の農を憂いつつも、農の豊かさを語り続けた山下さんの言葉は、これからを生きぬくヒントとなるものです。葛西和雄、吉村直、藤木久美子といった青年劇場を支えてきたベテラン陣を中心にしつつ、若手、中堅の未来を担う俳優陣が織りなすアンサンブルをぜひご覧いただきたいと思います。大いに笑っていただき、そして語り合っていただきたい舞台です。





