素晴らしい演劇との出会いがあなたの人生を豊かに

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劇団1980公演  素劇『あゝ東京行進曲』

◆例会日程

7月16日(水)開演6:30

7月17日(木)開演1:00

7月18日(金)開演1:00

◆会場

アリオス・中劇場

上演時間2時間※休憩なし(予定)

原作= 結城亮一  脚本= 藤田傳  演出=関矢幸雄

出演=柴田義之 里村孝雄 藤川一歩 上野裕子 ほか

<素劇>何もないから高まる想像力
黒い箱と黒い衣装,そして白いロープの不思議な効果
昭和の初頭「東京行進曲」など数々の大ヒットで一世を風靡した
歌姫:佐藤千夜子の生きざまを、
何もない空間の中でロープや黒い箱を使用して表現する、
シンプルで自由な「素劇」によって演じます。

●素劇(すげき)とは素うどんのような舞台です
 素うどんはごまかしがきかない。
 汁やうどんがまずかったら、それをおぎなう具がないのだから。
〝1980〟の「あゝ東京行進曲」はだしも麺も吟味して作った、とびきりうまい素うどんであった。
薬味のはことひもがたちどころに大道具、小道具に化ける手さばきのよさ!
きっと血のにじむようなけいこがくりかえされたにちがいない。
                                    (95年3月例会感想より)

●思わず口ずさみたくなる!懐かしの昭和歌謡曲満載
 一緒に歌って楽しもう!参加型例会

今回の舞台を盛り上げるのが,昭和の各時代を代表する流行歌の数々です。これをア・カペラ,口三味線で歌います。全部で36曲歌われます。千夜子は日本ビクターの歌手でしたので ニッパー犬も登場?
東京行進曲/カチューシャの唄/船頭小唄/ゴンドラの唄/影を慕いて/りんごの歌/ガード下の靴みがき...
●15名で何と108名の人物を演じます。
主な登場人物・・・佐藤千夜子,活弁士,中山晋平,松井須磨子,山田耕筰,野口雨情,藤山一郎,古賀政男,淡谷のり子,ティック・ミネ,東海林太郎 他
入れ代わり立ち代り登場します。

<あらすじ>

 明治44年3月、山形天童。春まだ浅い東北の小さな駅のプラットホームで、母親に「通弁士になる」と約束しながら、14歳で東京へと旅立ったひとりの少女。“千代”という名前の、この少女こそ、のちに「東京行進曲」の大ヒットで一世を風靡した歌手・佐藤千夜子である。
 上京した千代は、母親との約束などどこ吹く風で女学校をすぐに退学、幼いころからの夢でもあった歌の道に進むべく東京音楽学校に入学する。当時としては抜きん出て大柄な体躯に山形訛り、そしてその奔放な性格ゆえ何かと衝突もあったが、或る日その歌声が中山晋平、山田耕作、野口雨情ら“新民謡”の音楽家らの耳にとまり、この出会いが彼女の歌手への道を大きく切り拓いていく。

<解説>

 日本のレコード歌謡の草創期ともいうべき昭和の初頭 _ 日本レコード歌手第一号として
輝かしい脚光を浴び、「波浮の港」「東京行進曲」「紅屋の娘」など数々の大ヒットで一世を
風靡した歌姫・佐藤千夜子の足跡を辿り、明治から大正、そして昭和という激動の時代を
駆け抜けた一人の女性の生涯を描いた作品です。
 原作は結城亮一の同名小説『あゝ東京行進曲』。波瀾に満ちた佐藤千夜子の一代記とも
言うべきこの小説を藤田傳が脚色。千夜子の生涯を編年体で綴りながら、急激に移ろって
いた昭和という時代を辛辣に描き出していきます。同時に、年代によって複数の千夜子を
登場させ、晩年の彼女(或いは既に奇跡の人となった千夜子)が、若き日の自分自身を
振り返り、栄光と凋落の道程、そして激動の時代を奔放に駆け抜けた自らの足跡を見つめ
直すという重構造で物語は進んでいきます。
 晩年は癌に蝕まれ、生活保護の身となりながら新宿の大久保病院でひっそりと息を引き
取ったと言われる佐藤千夜子。彼女の中に最後に去来したものは果たして何であったか・・・、
観客一人ひとりに問いかけるラストシーンです。

●劇団1980 「イチキュウハチマル」と呼びます
。その名のとおり1980年に横浜放送映画専門学院を母体に結成。主宰者であり作家・演出家である藤田傳の作品を中心に「日本と日本人」にこだわった作品を上演し続けています。
●佐藤千夜子
ドラマの主役は昭和の時代を代表する歌姫・佐藤千夜子(1897(明治30年)山形県天童市生まれ。1972(昭和47年)71歳で没。本名千代)です。彼女の人生を編年体で綴ったのが今回の作品です。タイトルの「東京行進曲」は,彼女の代表曲です。「昔恋しい銀座の柳~」で始まるこの曲は,西条八十作詞,中山晋平作曲によるものです。
彼女は通弁士になるといって,山形から上京し,その後歌謡曲の女王となります。その後周囲の反対を押し切ってオペラ歌手を目指します。
●昭和史
佐藤千夜子の人生=昭和史です。一人の女性の人生と同時に昭和史を描いた作品です。2つの世界大戦,ラジオからテレビの時代へと世の中は移って行きます。昭和の時代の中を生きた千夜子の栄光と凋落が描かれます。

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