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テアトル・エコー公演『風と共に来たる』

◆例会日程

9月21日(土)開演6:30
9月22日(日)開演1:00

アリオス・大ホール

上演時間2時間15分

作=ロン・ハッチンソン  訳・演出=酒井洋子
出演=安原義人 後藤敦 多田野曜平  吉田しおり

ハリウッド映画不朽の名作「風と共に去りぬ」誕生の意外なる真実!
男たちが耐えに耐えた産みの苦しみ――
伝説の映画はこうして生まれた――

<ストーリー>

1939年、ハリウッド。『風と共に去りぬ』を史上最高の映画にしようと意気込むプロデューサーのデイヴィッド・O・セルズニックはパンチのない脚本と演出に不満。監督をクビにし、新監督にヴィクター・フレミングを任命、たった5日間で大幅な書き直し作業にかかることを決意する。撮影中止の間も巨額の経費が消えていく世界。こんなとき頼りになるのは天才早書き作家ベン・ヘクトをおいて他にいない。ところが、ベンは大ベストセラーの原作を読んでいなかった! 話の筋すら知らないベンに本を実演してみせるセルズニックとフレミング。だが原作は大長編の大河ドラマ。時間がない、時間がない…!かくして、プロデューサーと監督と脚本家、それぞれのプライドと意地をかけた不眠不休の闘いが始まった。

★作者ロン・ハッチンソンの想い
ぼくはハリウッドの歴史に非常に興味があった。特に作家がどう仕事してきたかの話を読むのが好きだった。そうした作家の中でも最高の作家が、ベン・ヘクトだと思う。『風と共に去りぬ』は誰しも、なぜか普通にうまく出来たくらいに思っているが、とんでもない!調べてみると、現実には複数の作家たちがもがき、苦しみぬいた、野心的な作業のたまものなんだよ。セルズニックに終始製作を中止されたり何だりしながら。
このプロセスがポイントなんだ―偶像のように見えるものが、現実には人間の手作りによるものだってことさ。それがとっても興味深いと思うよ。ぼくは、この名画へのオマージュとして、とりわけずっと悪口を言われ続けてきたプロデューサーへの賛歌として書いたんだ。

*1938年生。北アイルランド出身。正統派の作家だが、ハリウッド映画の
 脚本でも、何度もエミー賞候補になっている。

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